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CPSR news in Japan: 1986-2004
CPSR media appearance in Japanese press: 1986-2004
CPSRに関する日本語記事: 1986-2004
CPSRおよび関係者についてコメントしている日本語情文献を紹介します.
2004年
- 「未来はソフトウェア技術者の手にゆだねられている」──IBMのフェローGrady Booch氏が語る(日経ITPro, 2004/10/07)
「オブジェクト指向分析と設計」著者のグラディ・ブーチはCPSRメンバーの一人です。 - Kim Zetter, 米大統領選:
電子投票機のトラブル報告,相次ぐ(上) (Hotwired Japan,
2004/11/02)
CPSR はこの記事に出てくる Verified Voting Foundation との共同プロジェクト Election Incident Reporting System を 構築しています. また,選挙前からこの記事の後編に出てくる David Dill 教授らと フォーラム を開催しています. -
伊藤CPSR/Japan設立役員がICANN理事会メンバーに選出され,
2004年12月1--5日
ICANNケープタウン会議より着任します.
(JPNIC発表, 日記) - 2004年10月16-17日,ワシントンDCにて総会が開かれ,大統領選挙を目前にして電子投票からコンピュータ政策におよぶ議題が討議されました.
- 2004年9月3日(金曜日),秋葉原にてCPSR/Japan年次大会を開催しました.(プレスリリース)
- CPSRの新会長 William Drakeが来日し,CCPSR/Japan年次大会にて講演を行ないました.
- CPSRはコンピュータ専門家NGOとしてはじめて 国連経済社会理事会(ECOSOC)における特別協議資格 ( Special Consultative Status)を取得しました (Aug. 2004).
- 総務省の「住民のプライバシーの保護に関する新しい考え方と電子自治体におけるそのシステム的な担保の仕組みについての研究会」報告書の作成に伊藤穰一ほかCPSR/Japanメンバーが協力し,国際的技術的な知見を反映させました.(2004年6月)
- CPSR/Japan endorses the activity of freekaneko.com
CPSR/Japan は 金子勇氏を支援する会 の活動を支持します. - 長野弘子「 サイバー犯罪条約の批准とWinny開発者の逮捕」(Nikkei
Net, ネット時評
2004/5/19)
CPSR/Japanメンバーの発言が引用されています. - CPSR Public Sphere プロジェクトのディレクターであるDouglas SchulerがGLOCOMフェローに招かれました.(2004/04)
- CPSR/Japanメンバーの伊藤穰一・山形浩生が シンポジウム「クリエイティブ・コモンズ」にてローレンス・レッシグとの パネルディスカッションに参加しました(2004年3月20日)
- 「ネット投票推進にセキュリティ専門家が反対」(ITmedia/CNET
Jan.2004)
アメリカで連邦政府から電子ネット投票システム評価の依頼を受けた専門家が 導入反対の報告書を出した件についての報道です. メンバーの一人,Barbara Simons はCPSR ウィーナー賞受賞者です. このシステムの導入は 断念されたと報道されました(Hotwired/AP通信, 2004/02)が,その後もCPSRは各地の電子投票システムについて継続的に声明を出しています.
2003年
- CPSR会長 Nathaniel Borensteinを迎えたインフォーマルミーティングを開催しました(2004/02/23)
- CPSRの2003年報告書が公開されました.
- CPSRは「 消費者向け製品でのRFIDの使用についての意見書」の署名人に加わりました.(日本語訳: 2003年12月13日)(2004年2月29日更新)
- 2003年12月9日にジュネーブで世界情報サミットにあわせたワークショップが開催されました.(アナウンス日本語訳)
- 2003年10月25日にシアトルにてCPSR大会が開催されました.
- CPSR/Japan Anuual Conference was
held successfully in September 26th (Fri.) in Tokyo.
CPSR/Japan年次大会が 2003年9月26日(金)夕方に労働スクエア東京にて開催されました. (アナウンス, プレスリリース)
(参加者速報: その1, その2. 毎日新聞報道 ) - 藤本一男(CPSR/Japan設立役員), 「社会的情報システム論の射程と専門家集団の役割」 (Cyber Security Management誌 連載記事の公開版)
- 市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)によるシンポジウム 『市民社会とインターネット ネットワーキングの20年と未来への躍進』 (2003年10月11日〜19日, 東京、仙台、広島、神戸) の協力団体としてCPSR/Japanが加わりました.
- 2003年
電子情報通信学会 ソサイエティ大会
パネル討論「PA-2. 高等教育機関における情報セキュリティの現状と予防策」 (9月23日 13:00〜15:35 工学部204講義室) のパネラーに CPSR/Japan役員が加わりました. - 日弁連編「プライバシーがなくなる日 - 住基ネットと個人情報保護法」 (明石書店,2003.8) にCPSR/Japanメンバーの発言が掲載されました.
- 櫻井よしこ 『あなたの「個人情報」が盗まれる』 (小学館, 2003年9月) にCPSR/Japanメンバーの発言が掲載されました.
- サラ・バーズ著/日本情報倫理協会訳「IT社会の法と倫理」
カリフォルニア大学のコンピュータサイエンスの授業で使われている教科書 A Gift of Fireの翻訳です.CPSRについての言及があります. ただし日本語版は「注」「文献一覧」「練習問題」が省略された部分訳です. 翻訳者のページでしか読めません. なお原著者のページでは,講師への手引きやスライドも公開されています.
- 世界情報社会サミット・アジア地域会合(Asian Regional Conference for WSIS)
NGOの一つとしてCPSR/Japanからメンバーが参加しました. (2003/1-13--15, Tokyo) - CPSR-WSIS(2003/01)
World Summit on the Information Society (WSIS) に関するCPSR本部のページです. アジア地域では「世界情報社会サミット・アジア地域会合(Asian Regional Conference for WSIS)」として2003年1月13日から東京で開催され,CPSRを含むアジア諸国のNGOが参加しました. (JCA-NET報道資料, 毎日新聞報道 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 毎日新聞コラム, 首相挨拶, InforWorld News 1, 2, 3 ) -
「中央公論」2003年2月号
「ミッキーマウスは誰のものか ネットワークの中立性が知的財産を生み出す」 〈討論〉L・レッシグ 伊藤穰一 山形浩生
設立役員の伊藤穰一が対談に加わっています. - 山根信二「住民基本台帳カードをベースとした連携ICカード導入の技術的問題点」
2003年2月15日(土)に東京都国立市で開かれた「 住基ネット第2次稼働へ向けての運動のためのワークショップ 」第1分科会「住基ネットの制度的技術的問題点の解明と電子政府」 にて発表されました.(配布資料)
ワークショップの記録は現代人文社よりブックレット「住基ネット いちぬけた」として出版されました(2003/06追記). - ネオテニー編「電子政府・電子自治体のプライバシーに関する調査研究報告書」
(A Report of Research on Privacy for Electronic Government,
funded by the Ministry of Public Management, Home Affairs,
Posts and Telecommunications of Japan. 2003.03)
CPSR/Japanメンバーが執筆に協力しています. - JCA-NET, CPSR/Japan. 「出会い系サイト規制法案」についての共同声明 (2003.03)
- 浜田忠久 / 小野田美都江 著 「インターネットと市民: NPO/NGOの時代に向けて」丸善, 2003.
CPSRを含む民間団体が紹介されています. - Mike Yamamoto, 誕生から10年,ブラウザはまだまだ進化する?.
ZDNN 2003年4月15日.
CPSRメンバーのAndy Oramがコメント. - P.N.エドワーズ/著 深谷庄一/監訳 『クローズド・ワールド: コンピュータとアメリカの軍事戦略』日本評論社, 2003年04月
Computers in Battle共著者の一人、ポール・N・エドワーズによる冷戦研究です. - Michelle Delio, 「ハッカーの守護聖人、ジュード・ミルホン氏が死去」
HotWired Japan, 2003年7月22日
一部事実誤認があります. 1973年にCommunity Memoryを立ち上げたのは,CPSRではなくハードウェアハッカーのLee Felsensteinです(レヴィー「ハッカーズ」参照). CPSRのCommunity Memoryプロジェクトはそれにちなんで命名されたサイバースペースの歴史について語るメーリングリストです. - 2003年のCPSRウィーナー賞は,Mitch Kapor (現在は Open Source Applications Foundation および Mozilla Foundation 代表)に与えられます.(2003.07)
2002年
- Steven Levy, 斉藤隆央訳『暗号化: プライバシーを救った反乱者たち』紀伊國屋書店, 2002.
CPSRがクリッパーチップ提案の撤回を求める共同署名を集め,1994年1月に大統領へ提出したことが紹介されています. - 「インターネット あなたのプライバシーをどう守る?」(NHK-BS1,2002/05/18) ・伊藤発言
- 「住民基本台帳ネットワークシステムを考える」(2002/06/17, 東京弁護士会)
・伊藤発言
(毎日新聞報道,インプレス報道) - Evan Hansen, John Borland & Mike Yamamoto.
あなたのPCに何かが潜んでいる
ZDNN 2002年6月27日.
Andy Oramコメント. - Web現代News Web Japan「住基ネットは危険がいっぱい!」(2002.07.03) ・複数による発言
- 市民大集会(2002.7.20(土), 東京・八丁堀) ・山根発言. ブックレット「住基ネット いちぬけた」にて再引用(2003/06追記).
- 電子政府戦略会議(8/1,2) ・伊藤発言
- その他住基ネット関連新聞・TV談話(7--8月)
- 櫻井よしこ「警告!ネット監視社会が来る」文藝春秋8月号
- Mainichi Interactive, 「コンピューター技術者も社会的責任を」 CPSR日本支部初大会
- 住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会のメンバー決定(8/30) (共同通信) ・伊藤参加
- Joanna Glasner, 『パスポート』和解案に対して分かれる評価, Wired News 2002.8.9
CPSR理事の Harry Hochheiser が引用されています. - 東浩紀,大塚英志 「新現実」 vol.1
- 東浩紀,巽孝之「サイバーパンクからアルケミーパンクへ」 ユリイカ 2002年10月号
- Shinji Yamane, CPSR/Japan Chair, was interviewed in 毎日新聞 DIGITALトゥデイ 2002.10
- 東浩紀「サイバーリバタリアニズムの限界」,
`情報自由論: データの権力,暗号の倫理' 第5回, 中央公論 Vol.107, No.11. 2002年11月号, pp.268-277.
日本支部設立について,第1回年次大会プレスカンファレンスの写真つきで掲示されています. - 東京ミーティング,
2002年11月6日.
CPSR大会で講演「Governance and the DNS Process」を行なったことがある ローレンス・レッシグ教授を囲んで夕食会を開きました. -
「実践CRCカード: ロールプレイとブレーンストーミングによる大規模システム開発手法 」(2002年9月)
(サンプルコード)
(著者紹介)
元CPSR理事のデビッド・ベリンによる専門書The CRC Card Bookの翻訳です。CPSRについての言及は特にありません。 - 太田阿利佐(文)/石井諭(写真), 毎日新聞2002年11月15日, ひと
CPSR/Japan代表に取材しています. - 2002年10月5日にCPSR年次大会がハーバード大学ケネディスクールで開催されました.共催団体はケネディスクールの関連部局とIEEE USA,Mills College Interdisciplinary Computer Science Programです.
大会速報,"CPSR conference brings people and Internet together" (O'Reilly Network) - Mainichi INTERACTIVE, 住基ネット OSのセキュリティーパッチ 3カ月間適用ゼロ(2002 Nov. 07)
- デイヴィッド・ライアン著, 河村一郎訳 『監視社会』. 青土社, 2002.
クリッパーチップ反対運動,キーエスクロー制度反対運動の中でCPSRが 「社会的責任を負うコンピュータ専門家」という団体名で紹介されています. (邦訳 第八章「監視のポリティクス」 p.228) - Mainichi INTERACTIVE, コンテンツ・フィルタリングの光と影, 2002/12/06.
2001年
- Bart Eisenberg 「瓦礫の中から蘇るアメリカ企業〜9月11日がもたらした教訓と問題」,
Software Design2001年12月号(技術評論社), 「Pacific Connection」#84
CPSR理事 Harry Hochheiser へのインタビューが翻訳掲載されています. (英語原文) - Stefanie Olsen & Evan Hansen, テロで大きく変わった世論(3) ZDNN: 2001年9月18日
- CPSR パブリックスフィアプロジェクト のディレクターであるダグ・シューラーが, 第2回デジタルシティ京都会議 国際シンポジウム (2001.10.18)に参加しました.
2000年
- 東浩紀+山根信二 「コンピューター文化なき日本」 (論座 2000.6, 朝日新聞社. その後,東浩紀対談集に収録. 韓国語訳が Japan Forum Vol.7, No.31. pp.22-37 (Seoul Forum, 2000) に掲載.)
- Katie Hafner, Matthew Lyon 「インターネットの起源」(アスキー, 2000)
インターネットのパイオニアたちの記録. のちにCPSRを創設することになるセヴェロ・オーンスタイン(ウィーナー賞受賞者)についてのエピソードがあります. - Internet Democracy Project
CPSR本部のChairが来日し,フォーラムを開催しました.(2000年7月,横浜) - 福冨忠和
「グローバル・インターネット21世紀の課題【第4回:インターネットガバナンスの未来】」
Internet Magazine 2000.9
参考URL: http://internet.impress.co.jp/magnavi/ip0009/url3.htm#04
CPSR chairのHans Kleinが中心となって作成した横浜声明が掲載されてます. - 福冨忠和
「横浜で世界を変えるほど重要な出来事が起こっている」MYCOM PC WEB: 東京バイツ 2000/07/12
上記横浜声明をめぐる背景について説明されています.
1999年
- 電脳雑技団「千年虫」, bit Aug. 1999. 計算機の迷宮#53
西暦2000年問題対策の中でCPSRの活動について紹介しています. - G. N. ルイス/T. S. ポストル/J. パイク
「テポドンの脅威 ミサイル攻撃は防げるか」
日経サイエンス, Vol.29, No.10, pp.98--105, 1999.10.
著者の一人,MITのTheodore Postol教授はCPSRメンバーで2001年ウィーナー賞の受賞者です. - P・ニューマン「あぶないコンピュータ」(ピアソン・エデュケーション, 1999年10月発行)
Computer Related Riskの日本語訳です(翻訳はあまり読みやすくありません).
編者のピーター・ニューマン,6章のマーク・ローテンバーグ(EPIC代表),9章のバーバラ・シモンズ(元ACM会長)はCPSRメンバーです.
1990年代
- ブルース・スターリング『ハッカーを追え』終章
CPSRはコンピュータへの無知にもとづく過信/不安に対して専門的知識にもとづく冷静な議論を提供してきました.その一環として,ハッカーに対する社会的ヒステリー現象についても取り組んだ経緯が書かれています. 原著 Hacker Crackdown (1992, 1994)はオンライン公開されています.(オンライン版日本語訳が2002年12月に公開されました) - 公文俊平『アメリカの情報革命』(NECクリエイティブ, 1994)
「社会的責任を重んずるコンピューター専門家協会」としてCPSRのマーク・ローテンバーグとゲーリー・チャップマンの発言が紹介されています。 - 『PGP : 暗号メールと電子署名』(監訳者によるページ)
PGPの発表前夜にCPSRメンバー(後にEPICを設立)が登場します. (CPSRがEPICになったと誤訳しているので、訂正のコメントを送っておきました.)
PGPを開発したPhil Zimmermann はその後CPSRウィーナー賞を受賞し,CPSRのディレクターや理事を務めています. - 古瀬幸広・廣瀬克哉著 『インターネットが変える世界』 (岩波新書, 1996)
巻末リソースリストでCPSRを情報源として挙げています. - 『殺人バグを追え〜バグ・ハンター8人の熱き戦い〜』(日経BP, 1997)
一般向けの読み物です.CPSRは出てきませんが,ウィーナー賞を受賞した David Parnas や Peter Neumann がコンピュータソフトウェアの専門家としてSDIを批判した経緯が書かれています. - Larry J. Hughes, Jr. 『インターネットセキュリティ: システム管理者のためのリスクマネージメント』(インプレス)
インターネットの安全性を強化する技術の開発や普及に尽力している組織の一つとしてCPSRを紹介しています. - 山根信二「ハッカーの倫理,RFCにおける倫理,そしてローカルルール」
CPSRについての言及があります.
1980年代
- 豊田利幸『SDI批判』岩波新書(新赤版 11), pp.168--169, 1988.
物理学者によるSDI批判を中心に書かれていますが, コンピュータ専門家によるSDI反対運動として,CPSR周辺についても紹介しています.
同書で紹介されているソフトウェア工学の観点からのSDI批判は「世界」 No.489, June 1986, pp.298--319 に訳出されています. - RFC 1135 「インターネットの寄生虫病」(1989)
1988年のインターネット・ワーム事件について報告したインターネット文書です. 事件の後にCPSRが出した声明 "CPSR Statement on the Computer Virus" を収録しています. - デビッド・ベリン,ゲリー・チャップマン編. 増田祐司訳
『アメリカのミリテク(軍事技術)戦略: 戦場のコンピュータは機能するか?』 (HBJ出版局, 1989)
CPSRが初めて刊行した書籍である Computers in Battle: Will they work? の日本語訳です.
YAMANE Shinji <s-yamane @computer.org>